ギリシャ神話マンその1

先日「プロメテウス」というクソ映画を運悪く再び見ることになってしまった。ブレードランナー作った人がこんなのつくっちゃったの?と驚きを隠せないようなクソ映画なわけだが、タイトルのプロメテウスがちょっと気になった。

プロメテウスってなんだろうと調べてみるとどうやらギリシャ神話の神の模様。

というわけで今回はギリシャ神話マン1ということで今後もしかしたら120回ぐらいにわたってギリシャ神話について調べるかもしれないのでその足がかりを作りたいと思う。

 

ギリシャ神話マンその1

ちなみに最初の神話作家はヘシオドスという人間。

よってギリシャ神話はヘシオドス曰く…の話となる。

 

むかしむかし世の中はカオス(混沌)で満ちていた。

カオスからなぜか急に大地の神ガイアが生まれた。ついでに無間の神タルタロス、愛の神エロスが生まれた。後に夜の神ニュクスと暗黒の神エレボスが生まれた。

無間の神ってなんだと思う方も多いと思うが、当時は生成の事象に神がいるように消滅も神の仕業だった。そういう意味で消滅の神タルタロスだったようだ(かっこよすぎ)

次にエレボスからアイテル(空気の神)とヘメレ(昼の神)が生まれる。またニュクスは単性生殖(分身)で宿命のケール、死のタナトス、眠りのヒュプノス、夢のオネイロス、運命のモロス、不平のモモス、応報のネメシス、痛みのオイジュス、不和のエリス、老いのゲラス、3人の運命の女神モイラたち…他多数を次々に生んでいく。このニュクスから生まれた子供たちは擬人神と呼ばれ、人間の感情や身に怒る災いを具象化したもの。使い方は「笑いの神がふってきた!」と同じでヒュプノス降ってきた(超眠い)」「腹にオイジュスきた(お腹痛い)」「山手線にタナトス(人身事故)」そんな感じで良いらしい。

一方ガイアからは天であるウラノスが生まれる。これも単性生殖のため、分身みたいなもの。さらにガイアは山々(名前なし)、海原ポントスを生む。

さらに、ガイアと天ウラノスが近親相姦して子供を産む。最初に生まれたのがホメロス叙事詩で「神々の祖」といわれた大洋オケアノス。その後もいろんな神を生む。これらの一族はタイタン一族もしくはクロノス一族と呼ばれる。クロノス一族と呼ばれるようになるのはこのガイアと天ウラノスの間にできたクロノスというのが神々の主神となるからである。さらに一つ目巨人のキュクロプス兄弟、百手の神ヘカトンケイレス兄弟などを生む。

とりあえずここまでが出生の物語。ゼウスとかはまだしばらくでてこない。

話を進めると、このあとウラノスはヘカトンケイレスを憎み始める。(どうやら見た目のイカツさに嫉妬したらしい)

ウラノスはヘカトンケイレスをガイアの奥底に押し込めるが、ガイアがこれに対して怒る。(奥底に押し込められたのが痛かったらしい)ガイアが息子たちにウラノスをぶっ殺すように申し出て、クロノスがこれを引き受ける。こうしてクロノスはウラノスのち●こをぶった切る。ウラノスはクロノスにもちろん怒って呪いをかける。

一方このウラノスのち●こから出てきたあふれ出る血がガイアに受け止められて、復習の女神エリニュスと巨大なギガンテス、トネリコの精メリアイが生まれる。

さらに切り取られた本体の方は海に投げられて、それがなぜか美の女神アフロディテになる。

アフロディテはそのまま海を放流し、キュプロス島に上陸する。するとそこには原初の神であった愛の神エロスがアフロディテの従者になるべく欲望ヒメロスと一緒に待っていた!この時以来エロスはすっかり若者の姿になっていた。ちなみにエロスはどんどん若返り、ローマ時代にはキューピッド(赤ん坊)にまでなってしまう。

この3人、アフロディテ(美)・エロス(恋)・ヒメロス(欲望)が三位一体で行動することで世の中の男性は性欲にかられるようになってしまったのであった。

とりあえず今日はここまで。こんど時間があったら家系図作る。

 

おわり