シェークスピア知ったかするぜ

どうも、こちら曼荼羅バスターズ

 

今日は芸術の秋の終わりを記念して、芸術といえば(?)、のシェークスピア。

シェークスピアといえば「四大悲劇」。シェークスピアの四大悲劇ぐらい世界中に知れ渡っている文学作品ともなれば、オマージュするだけで芸術性が保証される。たとえばよくある会話。

 

批評家「あの映画はそうね…いわばシェークスピアのリア王のオマージュですよ…」

 

ほら、すごい芸術っぽい。でも四大悲劇全部読んでる人って日本にそんなにいないと思う。

先の批評家に対して、

「あー確かに…主人公は自分という存在に対してペシミスティックな展望としてのニヒリズムが現れたリア王に類似してますね?」

批評家「!!!」

 なんて会話が出来たらかっこいい!

 

シェークスピア知ったかするぜ 

1.リア王

あらすじ:リア王という王様には娘が3人いた。リア王も高齢だったので国を3人の娘に譲ることにする。

3人の娘はそれぞれ長女からゴロネル、リーガン、コーディリアといった。コーディリアを除く姉2人は言葉巧みにリア王を喜ばせようとする。一方、3女のコーディリアは歯に衣着せぬ物言いでシェークスピアを激おこさせてしまう。そして勘当までされてしまうことに。

その間にゴネリルとリーガンはまんまとリア王をだまし、国を任せられる。しかしたちまちリア王はこの2人に裏切られ、荒野をさまようことになる。

勘当されていたが、フランスの王妃となっていたコーディリアはリア王を助けるためにフランス軍と共にブリテンを攻めるが、フランスは敗北し、コーディリアはとらえられて殺されてしまう。リア王はコーディリアの遺体を抱いたまま、自らも命を落としてしまう。

 

言葉の使い方:

「リア王のようだ」…滑稽で道化のよう。手の上で踊らされている。表面的なものに心躍らされてしまう。浅はか。自分という境遇に悩む。

 

2.マクベス

スコットランドの武将マクベスとバンクォーはある時突然三人の魔女から「マクベスは将来王になれるぜヒャッハー、バンクォーは子供が王になるぜえ!」という予言を受ける。最初は相手にしていなかったが、マクベス夫人に後押しされ次第に野心を燃やしたマクベス。王位をゲットするために王を暗殺する。

その後無事にマクベスは王位につくが、今度は自分の地位が奪われないか心配になる。「あれ、バンクォーの子どもが王になるんだっけ…もしかして俺ヤバいんじゃね!」と思い、バンクォーとバンクォーの子供のところに刺客を送り込む。バンクォーは死ぬが息子はなんとか逃亡。しかしマクベスの不安は消えず、バンクォーの幻をみたりして精神的に病む。一方夫人も「血の匂いが消えねえ…」と病み狂死。最終的にマクベスは苦しみの中前の王の子どもの復習にあい、死ぬ。

 

言葉の使い方:

「魔女の予言のようだ」…過程はどうであれ運命は変わらない

マクベスのような話」…人間は欲に囚われると倒錯のキワミとなるという話

 

3.オセロ

オセロはベニスの貴族で超愛妻家。妻の名前はデズデモーナ(覚えにくい)。

ある時オセロの旗手であるイアーゴーは同輩のキャシオーが昇進する事を知り、嫉妬する。イアーゴーはオセロに「デズデモーナ、キャシオーと浮気してるで」とウソをつき、オセロ激怒。さらに現実味を増すためにイアーゴーはオセロがデズデモーナに贈ったハンカチをキャシオーの部屋に置く。オセロこれをみつけて発狂。

怒り狂うオセロはデズデモーナを殺す。しかし、イアーゴーの妻のエミリアが「うちの夫嘘ついてるで…」と真実を告げると、オセロは悲しみの中でデズデモーナに口づけをしながら自殺する。イアーゴーはエミリアも殺して逃走。

「オセロのような話」…誰も救われない話。嫉妬に狂う人の話。嘘はよくない。良い奴に騙されるな。

「イアーゴーのようだ」…一見良い奴だけど、ほんとはずるがしこいクズ

 

4.ハムレット

ハムレットはデンマーク王の息子。

ある日突然デンマーク王が急死。次の王には弟のクローディアがつく。母のガートルードはクローディアと再婚。父の死、母の再婚で沈んでたハムレットは父の亡霊に会い、父の急死の原因はクローディアによる毒殺だと聞かされる。そして復習に燃える。

復習を誓うハムレットは狂気を装い証拠集めにいそしむ。母や新王はハムレットの様子をみて憂うが、宰相ボローニアスは自分の娘オフィーリアへの恋故と勘違いする。そこでボローニアスはハムレットの様子をうかがわせにオフィーリアを派遣するもオフィーリアは邪険に扱われる。ちなみにオフィーリアはハムレットの彼女。

その後ハムレットは父の暗殺の証拠をみつけるが、誤ってボローニアスを毒殺してしまう。オフィーリアは最愛の彼氏に父を殺された悲しみで狂死。溺死。

ボローニアスの息子でオフィーリアの兄のレアティーズは父と妹の仇を取ろうと怒りを燃やす。またハムレットの存在に危険を感じた新王はレアティーズと組んで、ハムレットをひそかに殺そうとする。ここでもハムレットを毒剣と毒入りの酒で殺そうとする。しかしハムレットの母である王妃が自ら毒入りの酒を飲み死亡。ハムレットとレアティーズは毒剣での試合でお互いに死にそうになる。死にゆくレアティーズ(レアチーズみたい)から真相を聞かされたハムレットは王を殺して復習を果たした後、事の顛末を親友に言い残し死んでいく。

言葉の使い方:

ハムレットのような話」…毒ヤバい

「オフィーリアのようだ」…めちゃ可愛い

 

オフィーリアは絵画も多いみたいです。

ミレーのが有名で「甘美なヴィクトリア朝絵画の最高傑作」と言われているらしい(凄い芸術っぽい評価の仕方…)。

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終盤から書くのめんどくさくなってきたのは許してネ!(あっさり)

 

おわり