ギリシャ神話マンその3

今日はプロメテウスの話。

プロメテウスはイアペトスとクリュメネの間にできた子供。兄弟にアトラス、エピメテウス、メノイティオスがいる。

プロメテウスの偉業のひとつは人間に火を与えたというストーリーである。よく寓話として用いられる。

昨日の分からはだいぶ話がとぶが、ゼウスなどが誕生していてオリンポスの神々の統治がすでにはじまっているときの話である。ゼウスの権力はますます強大になり、地上では人間も溢れていた。

そんなある日、人間と神々は「神々に献上する生贄」のことで言い争いをしていた。膠着する議論に見かねてプロメテウスは調停にはいった。プロメテウスはどっちかというと人間推しの神様なので「ここは任せろ」と言わんばかりにゼウスの前に牛を献上する。ただし、ここでゼウスに選択肢を迫る。「中身は肉や臓物だが胃で包まれた汚らしいもの」と「中身は骨だが脂肪でくるまれたきれいなもの」のどちらかである。どちらかを人間からの献上物として受け取れとゼウスに選ばせたのだ。もちろんゼウスは綺麗なほうを選ぶわけだが、中身は骨なのだから大激怒。

ゼウスは怒って「神々の取り分である骨は食べられないが腐ることはない。だが人間の取り分である肉や臓物は時がたてば朽ち果てる。お前らが肉を選択したということは、お前らも肉と共に運命を背負うのだ」と人間に運命を背負わせる。(ゼウスが選択したのに…)

そして人間は「老い」という運命を背負うことになる。

また、命に限りのある人間に疲れ知らずの火を与えるわけにはいかんと火も奪ってしまう。

これには人間も困惑、人口どんどん減少、やばい状況に。

可哀想に感じたプロメテウスがゼウスの目を盗んで火を人間たちに与えた。

これによってゼウスはさらに激怒!プロメテウスをカウカソスの高山に磔にする。

そしてプロメテウスは毎日そこに住む大鷲に肝臓を食べられるという処刑にあう。神なので死なないし肝臓は再生するが、痛覚は人間と同じ。毎日苦しむことになった。

だが、プロメテウスはその名の通り「先見の神」であるのでこの先のこともお見通しだったのだろう、ゼウスが彼を解放しなくてはならない運命をしっていたのだ。

それもそのはずプロメテウスはゼウスの運命をすでに先見していたのであった…!

 

今日はここまで

だんだんジャンプ漫画みたいになってきた。

 

おわり